冷凍ほうれん草は、お弁当のおかずから夕食のメイン料理にも使える便利な食材ですが、料理の仕方によっては、ベチャベチャで水っぽい味や食感になってしまいがちです。
ベチャっとなってしまう主な原因は解凍のやり方にありました。
冷凍ほうれん草がマズイと感じる原因

冷凍ほうれん草はベチャっとしてて、あんまり美味しくないニャ。
「ベチャっとしてる」には
1.食感が柔らかすぎる
2.味が水っぽい
という2つの要因があります。
冷凍ほうれん草が柔らかくなってしまう原因
冷凍ほうれん草を解凍する時に、湯通しやレンチンなど加熱しすぎてしまうのが原因です。
市販の冷凍ほうれん草はほとんどが下茹で処理されています。そのうえ解凍するのにまた茹でたり電子レンジで加熱するわけですから、柔らかくなってしまいますよね。
たとえ、硬めに下茹でし、解凍も湯通し程度に抑えたとしても、冷凍によって細胞が破壊され、茹でるのと同様の効果をもたらすので、またまた柔らかくなってしまうというわけです。
冷凍ほうれん草が水っぽくなってしまう原因
冷凍ほうれん草を自然解凍やレンジ解凍した場合、下茹で時+冷凍時についていた水分がそのまま出てきてしまうためです。
それそれの段階でしっかりと水分をしぼるようにしましょう。
解凍しない調理法
みそ汁などの汁物には凍ったまま入れる作り方が良いとされていますが、それ以外の料理では、自然解凍やサッと湯通し・レンチンする等、一旦解凍してから調理するやり方がほとんどですよね。
しか~し、加熱のし過ぎで栄養価や食感が悪くなるのを防ぐため、そして時短のためにも凍ったまま調理することをおすすめします!
冷凍ほうれん草のおひたし
ほとんどの作り方では、解凍後に調味液に浸けるか掛けるかしますよね?
でも、凍ったまま調味液に浸けちゃえばいいんです!調味液の中で解凍するってこと!

それは生のまま冷凍したほうれん草でも大丈夫。茹でて無くても、冷凍で細胞が壊れているので茹でるのと同じような状態になっています。味も染み込みやすいんです。
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冷凍ほうれん草の炒めもの
もちろん、凍ったままフライパンへ!
下茹でしたほうれん草は特に溶けた時に水気が出るので、炒めながら水分を飛ばしましょう。
また、水分が多いと油がはねる危険があるので注意してください。テフロン加工など焦げ付きにくいフライパンを使い、油なしで炒める方が良いかもしれません。
炒め過ぎを防ぐために、味付けは早い段階で加え、水っぽさを飛ばしながら味を入れていく感じに。
油はねを防ぐためにバターなどは水分が飛んでから絡めるようにしたほうがいいですよ。
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市販の冷凍ほうれん草を使う場合
市販の冷凍ほうれん草は、下茹でした後に冷凍加工されたものがほとんどなので、アク抜きもしっかりできているのですが、解凍すると水っぽくなってしまいがちです。
また、葉の部分が粉々に壊れていることが多いので、粉々の葉はスープの青みなどに使いましょう。
冷凍ほうれん草のポタージュスープ
スープ等汁物全般に凍ったまま投入できますが、粉々に砕けていることが特に多い時は、いっそのことミキサーにかけてポタージュスープにしてみませんか?
粉チーズを加えてコクを出し、水っぽさを感じさせない味付けに!
冷凍ほうれん草のナムル
茎の部分ばかりが残ってしまった時は、濃いめ味付けとごま油の風味を効かせたナムルがおすすめです。
まとめ
冷凍ほうれん草を使った料理が、ベチャっとして美味しくない原因は解凍することでした。
自然解凍にしても、湯通しやレンジ解凍にしても、柔らかくなりすぎてしまったり、水分が出て水っぽくなってしまうからです。
それを解決するために、解凍しないで凍ったまま調理することをオススメします。
簡単で美味しく、時短にもなりますので、是非お試しください!
sa-aがお届けしました。
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